中学2年生を対象とした教室座席と睡眠状況、メラトニン分泌パタンとの関連の検討-クロスオーバーデザインを用いて-
⽇本幼少児健康教育学会 第39回⼤会【春季:加須⼤会】、平成国際大学(オンライン開催に変更)
唐沢 佳惠、田邊 弘祐、鹿野 晶子、野井 真吾本研究では、席替えによるクロスオーバーデザインを用いて、中学2年生83名(男子48名、女子35名)を対象とした学校での教室座席と睡眠状況、メラトニン分泌パタンとの関連について検討した。その結果、廊下側の座席である対照群と比べ、窓側群のメラトニン(朝)は低値を、メラトニン(夜−朝)は高値を示した。このような結果は、教室座席によって概日リズムの位相が前進する可能性を示唆している。