書字困難のある児童に対するICTを活用した段階的な代替アプローチの検討
研究は,学習障害をもつ子どもに対して,情報活用能力を向上させるためのアプローチの検討及びICT機器活用を通して,主体的に学べるようになることを目指して取り組んだ学習方略とその効果を検討した。対象児に対するICT機器の段階的な指導により,情報活用能力向上と課題未提出の改善が見られた。他方,対象児の学力に着目し,基礎学力の定着までは至らなったことを指摘した上で,有効な指導法の在り方について提案している。
コンピュータ&エドュケーション,第55号