個別最適な学びを促す教師の役割変革－学級集団の状態に着目して－

日本個性化教育学会 第15回全国大会

本研究は，自己決定的学習の理論に基づいた授業実践について，学級集団の状態に着目しながら，教師の役割変革を検討した。タブレット端末や動画教材を活用しながら，個々の特性に応じた授業を展開した結果，対象児童の承認得点は有意に高くなり，被侵害得点は有意に低くなった。スクールモラールに関しても，「友達関係」「学習意欲」「学級との関係」はどれも有意に高く変化した。