小児がドライシロップ製剤などの散剤を服用する際には、年齢や体重、症状に応じて用量が異なるため分割分包する必要性がある。その場合、繁用する製剤については用量別に予製しておくこともあるため、保管する際の温度や湿度、保管日数により分包したドライシロップの性状が変化することがある。今回、我々は小児科領域で繁用されているアンブロキソール塩酸塩のドライシロップ製剤を用いて重量、水分含量の変化面から検討を行い、予製する際には保管状況、払い出し量などの観点も考慮に入れた上で、さらに乾燥剤とユニパックなどの保管袋を併用して保管すべきであることを見出した。