the 31st World Congress of the IALP (International Association of Logopedics and Phoniatrics)台湾
著者:野原 信(発表),廣田 栄子
形式:ポスター発表
内容:3歳児は、相手の好みや性格などの内的要因に基づいて、相手の意図を理解することができる。さらに、向社会的知識に基づいて、行動と期待される受け手の反応(例えば、肯定的な行動に対する肯定的な反応)を関連付けることが可能である。相手の意図の理解は発達とともに複雑化し、相手の肯定的な行動は肯定的な意図だけでなく否定的な意図も理解できるようになることが報告されている(Ito,2006)。本研究では、健聴児と比較した小学生難聴児の他者の意図的推論に関する発達的特徴を明らかにすることを目的とした。意味論的発達の観点から、児童の解答内容を分析した。