PIP関節掌側板付着部裂離骨折におけるsafe position固定
第16回日本柔道整復接骨医学会
手指PIP関節掌側板付着部裂離骨折は固定法がPIP関節を屈曲位もしくは伸展位と様々であることから、本研究では機能解剖に基づき骨片転位の予防かつ拘縮の予防に適するsafe position固定(MP関節 屈曲位、IP関節伸展位)を施した症例を報告した。同損傷のうち、PIP関節脱臼の合併の可能性が無い症例については機能解剖学的にsafe position固定が有用であることが考えられた。