若年女性の低用量避妊薬・緊急避妊薬の活用に関する横断研究
第60回日本母性衛生学会(ヒルトン東京ベイ)
若年女性の人工妊娠中絶の低減に向けた基礎資料を得るため、低用量避妊薬(OC)・緊急避妊薬(ECP)活用の実態を調査した。全国15~34歳女性3000名に属性、OC・ECPの服用経験、避妊法の知識、活用意思をWebで質問紙調査した。結果、若年女性のOC服用率約9%、約半数者が「使いたい」意思との間には隔たりがあった。未婚で避妊知識がある者ほど服用の意思を示したことから、知識の提供等活用のニーズに応える必要が示唆された。