その他の研究業績等

基本情報

氏名 黒澤 範子
氏名(カナ) クロサワ ノリコ
氏名(英語) Noriko Kurosawa
所属 健康医療スポーツ学部 看護学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

母性看護学実習における学生の「自己調整学習力」を高める指導方法の検討

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202310

発表学会等の名称

第64回日本母性衛生学会(大阪国際会議場)

概要

【目的】母性看護学実習は、観察とケアをタイムリーに実践して学ぶ上で事前事後学習が影響する。そこで、自己調整学習力を高めるための方略である「自己調整学習方略」7項目に着目し、実習に影響する方略と教員に求める指導を明らかにした。【方法】研究に同意が得られたA大学母性看護学実習を修了した学生12名に半構造化面接を実施。分析は遂語録を作成後、質的統合法(KJ法)の記述単位の要約方法を参考に意味ある記述単位を取り出し、見出しをつけカテゴリ化した。所属大学倫理審査委員会の承認後に実施。開示すべき利益相反はない。【結果】 自己調整学習方略7項目と教員に求める指導に着目し、17カテゴリを抽出。整理方略:<ノート整理><実習衣に入るノート作成>、想像方略:<翌日への意欲><終了後の達成感><産科看護師への憧れ>、負担軽減方略:<妊娠期から新生児期の順で整理><手順・根拠を復習し技術練習>、めりはり方略: <記録時間の調整>、内容方略:<母親・友人から体験談を聴く><体験談からの看護の検討>、社会的方略:<学生間の情報共有><学生間で技術練習>、報酬方略:<睡眠時間の確保><糖分摂取><趣味への没頭>、教員に求める指導内容: <タイムリーなフィードバック><具体的な体験談>【考察】実習において「整理方略」でまとめたノートを活用した指導をすることで、より「自己調整学習力」を高められると示唆された。