タマネギ成分ケルセチンの骨形成促進作用について(修士論文)
タマネギの皮に高濃度に含まれるケルセチン(Q)をライフステージ別にラットに投与し,ケルセチンが骨密度を増やす作用を有するか否かを観察した.どのラットにもQ投与による骨密度等の骨構造解析パラメータに対する利的作用は認められなかった.また,Qの骨形成作用機序を解明する目的で,若齢メスラット大腿骨遠位端にける骨形成促進関連mRNA(Cbfa-1, BSP)の発現を測定したが,発現は有意に抑制された.