いじめにおける傍観者の援助行動を促進する状況要因について
本研究では、傍観者がいじめを止めたり、抑制したりすることを促進する状況要因を、高校生と大学生を対象にした調査で探索的に明らかにする。いじめ場面において傍観者はどのような条件があれば、被害者に対する援助者に変わることができるのか、傍観者が援助者に変わることを促進する状況要因を明らかにすることが目的である。高校生175名及び大学生151名を対象とし、シナリオ法を用いた質問紙調査を行った。
埼玉大学教育学部研究紀要