パラグラフの構造に沿った議論を取り入れた数学科の授業
算数・数学科において言語活動の充実を図るために,生徒がパラグラフの構造に沿って考えをまとめ,発表し,文章化する機会を設ける授業を実践した。そのために,生徒にパラグラフの構造を理解させ,その構造を理解して級友の話を聞いたり,記述する習慣をつけた。その結果,数学科の授業でパラグラフの構造に沿った議論を行うことによって,生徒は互いの主張とその根拠を的確に捉え,内容の理解を深めていくことが明らかになった。
日本数学教育学会誌