集計方法が異なるデータから情報を読み取る学習活動
中学校1年生に,2009年に大流行したインフルエンザ罹患者数の推移を捉えた東京都と筆者の置籍校のデータを比較して得られる情報を読み取る学習を行った。生徒は両者のデータは集計方法の違いを知り,可能な限り集計方法をそろえてデータを加工し直し,それらの比較を試みた。生徒はデータの情報を正確に読み取るとともに,共通点や相違点も的確に捉えた。また生徒はパラグラフの構文にしたがって活発に考察を深めた。
日本数学教育学会誌