家族が行ううたうタッチケアの効果-レット症候群の学童に対する試み-
第43回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(仙台市)
本研究の目的は,家族が行ううたうタッチケアの効果を,唾液アミラーゼ値及びビデオ撮影による心身の変化の面から明らかにすることである。2016年8~10月,特別支援学校に通学している7歳のレット症候群の女児と母親を対象に,週1回家庭訪問し,タッチケアのみとうたうタッチケアを交互に5回ずつ,約20分間母親が実践し,前後で母親の唾液アミラーゼ値を測定した。その間ビデを撮影をし,児と親の表情・体の動き・児の発声状況を観察した。タッチケアはストレスを軽減させ,リラックス効果をもたらした。