在宅重症心身障害児(者)への遊びの支援に対する想い-家族の語りからみえるものー
第42回日本重症心身障害学会学術集会抄録集(札幌市)
研究の目的は,児(者)の遊びの現状と遊びに対する家族の想いを明らかにし,「遊びで支援を行う専門職」の配置の重要性を考察する事である。2016年2~3月,A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯の内,インタビュー調査の同意を得た7名の父母に半構成的質問紙による面接を行い,質的分析を行った。家族は,医療的ケアを受けながら生活している児(者)が地域の中で活き活きと当たり前に生活する事を願っている。そのために遊びが重要であると認識し,専門職によるきめ細やかな支援を切望している。