本研究の目的は,在宅で療養する重症心身障害児(者)への遊びの現状と遊びに対する家族の想いを明らかにし,「遊びで支援を行う専門職」の配置の重要性考察する事である。A重症心身障害児(者)を守る会在宅部会会員178世帯を対象に,質問紙調査を行った。遊びで支援を行う専門職の配置を望む者は,81.5%であった。その理由として,遊びの時間の不足や,遊びのバリエーションの少なさ,自宅に来てくれる専門職がいないなどがあげられ,遊んでいると笑顔が見られ,発達には不可欠である事が自覚され,家族のQOLの向上にもつながる。