疑似二次元空間における沸騰構造の研究 : (自然対流沸騰系における高熱流束核沸騰)
疑似二次元空間での沸騰現象の観察結果が従来観察されてきた三次元空間における沸騰現象と大きく異なることがないことを確認した後、この疑似空間での観察に基づき、高熱流束の伝熱を支配する気液境界線の挙動を定式化し提案した。この結果、核沸騰領域から遷移沸騰に至るメカニズムが、同じ指標を用い、一貫して説明できるようになった。
日本機械学会論文集 B編