「芸亭院」再考 ―教育現象のバランスからの検討―(査読付き)
「芸亭院」の学校としての機能を重視するか、図書館としてのみ評価するのかという論争に、教育現象のバランスから結論を得ようとする試み。先行研究における論点を明確にして、教育学の立場から「陶冶」を重視した教育機能を「芸亭院」の中に見いだした。これまでの「芸亭院」評価への一定の結論を見いだした。 この研究は、長く続けられてきた「芸亭院」の教育的価値を高く評価すると同時に、評価を
日本大学法学部 「桜文論叢」89巻 (pp149~165)