文化財保護と歴史教育の連携―歴史教育のあり方を考え、改善を目指す―(査読付き)
歴史教育が暗記主義によって、本来の教育目標「思考力」などを育成するものではなくなっている現状を分析し、その改革案の考察。アメリカでの社会科成立に向かう議論の中から、科学的歴史教育論に注目、この歴史資料論を今日的に修正した。その際、「文化財」を歴史資料として教材化することを主張した。さらに、明治以降の「文化財保護政策」の歴史を分析し、近年確立したと思われる「文化財保護法」の理念と
日本大学教育制度研究所 「教育制度研究紀要」 第39集 (pp19~34)