日本古代生産技術教育史研究における資料に関する考察(査読付き)
日本古代生産技術教育史研究は史料の制約が大きな課題であったと言われてきた問題を取り上げた論考。まず、研究史を振り返り、この分野の研究の現在の課題を明らかにし、今後求められる研究の方向を明らかにした上で、史料の問題を考察しているところに本論の重要な意義がある。生産技術教育や民衆教育のあり方に注目したとき、これまで日本古代教育史が史料として扱ってこなかった部分に注目すべき史料が存在
日本大学法学部 「桜文論叢」59巻 (PP.91~107)