親への移行における夫婦間及び対児愛着形成の変化と育児困難感との関連性について-計画妊娠と非計画妊娠の夫婦を比較して
妊娠の状況をふまえた育児困難感生成モデルの検討を目的とし、第1子出産の夫婦を対象として質問紙による縦断調査を行った。その結果、「婚前妊娠群」では、妊娠期の成人アタッチメントが産後6ヶ月の子どもの気質の認知を通して育児困難感に寄与し、「Mistimed群」では妊娠期の夫婦親密性と対児感情が産後6ヶ月の育児困難感を予測し、「計画妊娠群」では子の気質のみが育児困難感と関連することが示された。
日本=性研究会議会報