不登校から「ひきこもり」へと至ったケースの検討ー性別及び時期やきっかけとの関連から
第35回日本心理臨床学会大会(パシフィコ横浜)
ひきこもり状態にある若者や家族への訪問支援を基に、小中高にて不登校を経験してひきこもりに至った事例とそうではない事例の比較を行った。クロス集計の結果から、不登校経験からひきこもりに至る場合には、高校在籍中や高校卒業後にひきこもりになる者が多く、専門学校や大学在籍中にひきこもりになる者は少なかった。このことから、不登校への支援が、10代でひきこもりに至る割合を減じる可能性が示唆された。共同発表者:岩藤裕美・青木紀久代・谷田征子