臨床工学技士(以下CE)は、医療機器の専門家として、より高度な知識と操作を求められる。そして、医療現場での機器の操作は、使用者の経験に左右されるものが複数ある。しかし、教育にさける人材や時間も有限である。その為、回路がシンプルで、プライミングの必要もない人工呼吸器を用いて、操作経験の差による視線の違いを明らかにしようと考えた。これにより、経験による差を早く埋め、現場で即戦力となる人材を育成する目的がある。また、教育者の経験という感覚的なものに頼らない、客観的に学べるシステムを開発するための基礎研究を行う。