ブラッドアクセスとなるシャント部が、長期の使用により硬化/閉塞等をおこす。硬化/閉塞等を起こしたシャント部は再手術を行わなければならない。しかしながら、シャント部の硬化/閉塞を知るには、聴診法による血流量変化音(以下シャント音)により、判別するほかない。この方法では定量性が保てないことが課題となっている。そこで、本研究では、疑似血管狭窄モデルの作成と、有限要素法を用いた、シャント部に流れる血流量変化とで、比較検討を行った。
共著者:磯野裕佳、桂尚樹、本橋由香、佐藤敏夫、川島徳道、阿岸鉄三、宗像佳克、中根紀章
担当部分:研究・調査、データ分析