外来個人療法における弁証法的行動療法( DBT )の部分的試行.
DBT(Dialectical Behavior Therapy:弁証法的行動療法)の重要な要素である情動調節技能(Emotion Regulation Skills)を取り上げ、特に衝動行為のコントロールに焦点をあて、DBTの部分的試行として、20代のBPD(BorderlinePersonality Disorder:境界性パーソナリティ障害)患者を対象とした個人サイコセラピーの中で施行し、その有用性、認容性を検討した。その結果、衝動行為は少しずつ減少していった。
こころの臨床à・la・carte,26(4), pp.609-612.