境界性パーソナリティー障害治療のガイドライン作成をめぐってー境界性パーソナリティー障害の入院治療―.(査読付き)
境界性パーソナリティー障害の入院治療について、我々が開発したガイドラインの検証をしている。入院治療においては「短期」で、「明確な構造」を持ち、患者の「主体性を保持」することを基本的骨子とし、その構成は、入院治療全体に関る①入院治療指針と、入院治療の実態に則した②入院導入、③入院時対応、④入院治療技法、⑤退院指針、などより成り立っている。また、典型的症例ほどガイドラインの適用頻度が高く認められた。
精神神経学雑誌,109(6), pp.578-582.