心理アセスメント結果の開示について考える.

第30回日本心理臨床学会, 福岡.

学会発表
森美加, 高橋道子, 酒井佳永, 馬渕麻由子, 金沢吉展.
心理アセスメント結果の開示の問題は、患者さんの知る権利とそれに伴うカルテ開示の問題と並行して、医療機関だけでなく、すべての心理アセスメントを行う機関においても、心理の立場から、今後、検討していく必要があるのではないかと思われる。そこで、１） 医療機関における心理アセスメント結果の開示の現状・問題点・工夫点、２） 本来の心理アセスメントの役割とは？そして、それを開示することは何を意味するのか？３） 今後、どのようにしたら、心理アセスメント結果の開示を患者さんに役立てることができるか？（少なくとも害にならないようにできるか？）について検討した。