同胞の出生にともない激しい行動化を呈した小学生男児2症例.
第48回日本児童青年精神医学会, 岩手.
学会発表中村晃士, 沖野慎治, 落合結介, 石黒大輔,森美加,他2名.同胞の出生にともない混乱を来たし、包丁を持ち出して家族に向けるといった激しい行動化を呈した小学生男児2症例を報告した。2症例ともに同胞が生まれる前後に、自分の居場所がなくなる不安、同胞への怒りから激しい行動化に至ったと考えられる。家族の形態が多様化する中で前思春期の学童期の子どもの病態も大きく変化していると思われる。