子どものリトルネロ:E.H.エリクソンの遊び(play)による検討
本論では、著書『玩具と理性』にあるエリクソンが担当した遊戯構成法を用いた例をもとに、遊びのリトルネロ(G.ドゥルーズとF.ガタリ)について検討した。リトルネロには3つの側面がある。カオスを飛び出すこと、線を描き領土を主張すること、そして領土を出ていくことである。エリクソン理論に母子関係のリズムについての議論を整理し、子どもとの遊びを通じて、リトルネロがどのように流れているのかを論じた。
帝京平成大学紀要