ひきこもりはどのように捉えられているのか: 海外で発表された文献レビュー
本論では,ひきこもりがどのように捉えられているのかを,ひきこもりに関する文献レビューを通じて明らかにすることを目的とした。その結果、ひきこもりを理解するためには精神障害という医療モデルだけでなく,ひきこもりの背景となる文脈の理解が重要であること,実証的研究は少なくひきこもりに至る過程を個々の事例から示した研究が多いことである。
お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要