徳山大学ではアクティブ・ラーニングによる授業改革の1つとして「循環型人材教育」の開発・実施を行っている。情報教育科目では「情報リテラシーⅠ・Ⅱ」でSI(Student Instructor)を導入し、個に応じた情報処理教育の実現を図っている。過去の筆者らの研究では上記SIが研修において、SI業務に求められる能力・態度を効果的に獲得できているかについて考察した。その結果、日本人SI研修後、SIに求められる能力・態度が向上していることが示された一方、留学生SIについてはその効果が限定的であることが示唆された。