現在、多くの大学で就業体験・インターンシップを実施している。文部科学省でも就業体験やインターンシップに、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」とし、実施を促進している。2022年6月には、就業体験等の実施時期や内容について再規定したいわゆる「三省合意」が締結された。本研究は、就業体験への目的意識に対する履修学年の影響について明らかにすることを目的とした。研究対象は就業体験に関する授業を2年次に配当したA大学、3年時に配当したB大学である。両校で就業体験に参加した学生に①就業体験に参加するにあたっての自身がたてた目標及び②その目標と体験内容を比較して目標がどの程度達成されたか、を記述させその内容についてテキストマイニングソフトを使用して比較した。