インドの家事労働者の回顧録に関する一考察―G.C.スピヴァクとサバルタン・スタディーズの言説を使って
インドの家事労働者ベイビーの回顧録を、サバルタン研究と、その研究グループに一石を投じたスピヴァクの言説を通して読み解く試みである。特に、支配的な者たちの態度や抵抗しても聞き入れられない経験の繰り返しによって、ベイビーが従順に慣らされていくプロセスに注目した。
目白大学人文学研究