伸張性収縮における筋線維の動員と筋損傷との関連性(査読付き)
本研究は、一般的なトレーニングで頻繁に用いられるダンベルにて、若年男性を対象に、相対的に統一された強度下における伸張性収縮を負荷した際の筋線維の動員と筋損傷の関係を明らかにすることを目的とした。健康な男性10名を対象に、各個人の1反復最大値の80%に調整したダンベルを用いて肘関節屈筋のECCを30回行った。その結果、筋線維の動員が多いほど、伸張性収縮後に生じる筋力低下と筋の腫れを抑制することが示された。
運動とスポーツの科学