本研究プロジェクトでは、2007年から2016年の気象庁観測データから、2020年東京パラリンピック開催予定日の気温と湿度からWBGTを推測し、とくに屋外競技におけるパラリンピック選 手、観客、競技役員、ボランティアに及ぼす熱中症発症の危険性を検討した。 選手は、事前に暑熱順化した体づくりのトレーニングと熱中症対策の準備を十分に行うことが必要であり、外国からの選手は、暑熱順化していない可能性もあるため、パラリンピック期間中の環境情報を事前に世界に発信することが 必要である。