発表者:清水貴司、土屋陽祐、植田央、泉重樹、越智英輔
本研究は、バスケットボール選手における6週間のフライホイール(FW)トレーニングがジャンプパフォーマンスおよびStretch-shortening cycle(以下SSC)機能に及ぼす影響をコントロール(CON)群と比較することを目的とした。加えて、筋力への効果についても検討した。結論および現場への応用として本研究では、CMJおよびSSC機能では群間に違いがみられなかったものの、FW群はCON群と比較して、SJ・DJおよび筋力が有意に向上することが明らかとなった。したがって、バスケットボール選手の身体的パフォーマンスの向上を目指す際には、本研究のFWトレーニングプログラムを通常の練習ルーチンに取り入れることで、比較的短期間でその効果が見込める。