小林俊, 植田央, 松本英夫, 千足耕一.
この研究は、アウトリガーカヌー愛好者を対象に、レジャー活動がライフスタイルや幸福感、レジャー満足度に与える影響を調査した。長期のレジャー活動が幸福感やレジャー満足度に与える影響を調査し、アウトリガーカヌー愛好者のライフスタイルと幸福感・レジャー関与の特徴を明らかにすることを目的とした。2017年7~8月にインタビュー調査を実施し、半構造化インタビューを20~30分行い、レジャー関与の状況や過程、仕事、居住地などを分析した。結果は、レジャー関与は5つに分類された。1. 海洋スポーツの経験がなく、レジャー活動として開始し継続。2. 仕事の区切り(リタイア)から活動を継続。3. 海洋スポーツの経験があり、年齢もあり6人乗りのカヌーに興味を持ち継続。4. 海洋スポーツの経験があり、海辺での活動を生活の中で重要と位置付け、居住地や仕事も海辺に移す。5. 子どもの活動をきっかけに参加し継続。レジャー関与の度合によって、幸福感やレジャー満足度に影響があることが示唆された。