Takahiro Mukaimoto, Illyoung Han, Ryoko Tango, Hisashi Ueda, Makoto Ohno.
本研究は、低強度かつゆっくりとした動作の反復レジスタンス運動が運動後の過剰酸素消費量(EPOC)に与える急性効果を調査したものである。健康な若年男性を対象に実施され、参加者は高強度かつ通常の動作速度の運動(HRE)、低強度かつ通常の動作速度の運動(LRE)、低強度かつゆっくりとした動作の運動(LSE)の3種類の運動パターンを行った。各運動パターンは3セットの4種目で構成され、最大反復回数まで実施された。運動中および運動後90分間の酸素消費量と心拍数を連続的に測定した結果、3つの運動パターン間でEPOCに有意な差は見られなかった。この研究は、低強度かつゆっくりとした動作の反復レジスタンス運動が、他の運動パターンと同程度にEPOCを増加させる可能性があることを示唆した。