シミュレイション内科 呼吸器疾患を探る 非腫瘍編
合成グルココルチコイドは、その抗炎症作用・抗免疫作用を期待されて使用されている。種々の炎症性疾患、アレルギー性疾患、自己免疫疾患などに有効であるが大量長期にわたって使用されることが多く、種々の副作用に十分な注意を払わなければならない。本項では、ステロイド受容体の構造と機能、抗炎症作用の発現機序を概説し、様々な投与法の適応や注意点について分かりやすく解説している。
永井書店, 大阪