ラット脳弓下器官のアギオテンシン作動性神経性活化 により誘発される飲水行動に対する正中視索前核のグルタミン酸作動性神経の関与
私たちは、ラットの脳下器官へのアンジオテンシンⅡの投与によって 誘発される水分摂取における正中視索前核のグルタミン酸作動性システムの役割を明らかにするために実験を行った。実験には、マイクロダイアリシス法が用いられた。NMDA及び、その拮抗薬である、MK801等を前処置してその変化を検討した。その結果、NMDA及び非NMDA受容体の両方が飲水行動に大きく関与していることが示唆された。
Experimental Brain Research