「稲垣足穂」の文学的研究―イメージと痕跡をめぐって―
本論考は、稲垣足穂の文学活動全般を対象として初期・中期・後期の三期に分け、方法意識の変遷、宗教観の転回、セクシュアリティの美学化などに焦点化しつつ、作品読解とヴァリアント分析から再検討し、時代毎のテクストを捉え直そうとする試みである。
博士論文(千葉大学)