新発見資料「タルホと月」の意義――『一千一秒物語』の生成
本稿は、稲垣足穂の処女作『一千一秒物語』の前段階の草稿「タルホと月」について初めて詳細に検証し、この第一級資料の持つ価値を明らかにするとともに、『一千一秒物語』の生成過程の解明を目指したものである。
日本近代文学館年誌・資料探索