聴覚判定と音響分析を併用した口蓋裂児の開鼻声の評価(査読あり)
口蓋裂または先天性鼻咽腔閉鎖不全症の小児14例を対象に、聴覚判定と音響分析による開鼻声の評価を行った。その結果、聴覚判定では全例開鼻声ありと判定され、軽度4例(A群)、中等度8例(B群)、重度2例(C群)であった。nasalityは0.8~2.9で、聴覚判定とは14例中10例が一致していた。聴覚判定とnasalityを併用することにより、妥当性の高い開鼻声評価が得られると考えられた。
音声言語医学