口蓋裂二次手術としての再口蓋弁後退法の適応-咽頭弁形成術との比較をもとにして-(査読付)
口蓋裂二次手術としての再口蓋弁後退法(PB)の適応について報告した。対象は1990~2005年までに鼻咽腔閉鎖機能獲得に二次手術を行った口蓋裂患者116例(年齢3~45歳)で、術式は再PB法49例、咽頭弁形成術(PF)67例であった。再PB法で粘膜下口蓋裂に2段階以上の改善はなく、PFでは全般的に改善度が高く、全裂型で1段階以上の改善を認めた。再PB法では軟口蓋-咽頭後壁間距離が5mm以上で不変例が多かった。
形成外科