対面式とオンラインを併用した側音化構音1例の訓練経過
第47回 日本コミュニケーション障害学会学術講演会(新潟)
本研究では,新型コロナウイルス感染防止のためオンライン訓練を併用した側音化構音の1事例について報告し,オンライン訓練実施時の留意点について検討し、対面訓練が実施できない場合のオンライン訓練の有効性が示唆された.オンライン訓練を行う場合は,保護者に課題内容や目的を十分に説明し,訓練中のSTのサポート役を務めてもらえるような協力体制を構築することが重要である.側音化構音では舌運動や舌出しの[i]など,全ての誤り音に関連する基礎的な訓練はできるだけ対面で行うと,オンラインでの訓練が進めやすくなる。