小川忠文氏蔵 『胴譯図』(胴釈図)について
鍼灸OSAKA 137号
森ノ宮医療学園出版部の依頼記事。小川忠文氏(下関市、収集家)の個人蔵となる史料群の内の1点である『胴譯図』の解説。本図は江戸時代の楊心流柔術の伝書にみることができ、中国医学を中心とした東洋医学的な身体観を背景に持つ。本図は楊心流柔術の技術のうち活法(蘇生術)の伝承に重要な内容であったことを紹介した。