諸賞流柔術における当身の実用性について─天神真楊流柔術との比較から
第24回日本柔道整復接骨医学会学術大会,「朱鷺メッセ」新潟コンベンションセンター
著者:湯浅有希子、木下美聡 柔道における武術としての実用性の問題を考えるにあたり、古流柔術諸流とりわけ諸賞流和を考察した。諸賞流和は当身を利用した強力な破壊力を特徴とする。しかし技の特性として、稽古用具に、小太刀、大太刀、胴、面、小手を用い、それに肘当、足当を行い、ひとえに徒手のみの柔術と一括しがたい特徴を持つことを明らかにした。