諸賞流柔術における当身とその武術性について
日本体育学会第66回大会,国士舘大学世田谷キャンパス
著者:湯浅有希子、志々田文明 柔道における武術としての実用性の問題を考えるにあたり、古流柔術諸流とりわけ諸賞流和を考察した。諸賞流和は当身を利用した強力な破壊力を特徴とする。しかし技の特性として、稽古用具に、小太刀、大太刀、胴、面、小手を用い、それに肘当、足当を行い、ひとえに徒手のみの柔術と一括しがたい特徴を持つことを明らかにした。