楊心流『胴譯図』における医学的、密教的要素
日本体育学会第64回大会,立命館大学・びわこ・くさつキャンパス
著者:湯浅有希子、志々田文明 当身の構成要素について、天神真楊流柔術の源流となる楊心流伝書『胴譯図』の特徴を、同流伝書を用いて分析した。その結果、同図に密教との類似を示し、また東洋医学の名称の記述の存在を指摘。一方同図全体は西洋医学的な構成をしていたことから、同図は東洋医学、密教、西洋医学との融合を示していることを指摘した。