【目的】WISC‐Ⅳに改訂され、分析に関してより慎重に手順をふみながら児童のつまずきに対応する支援方針をたてることが求められるようになった。本研究では、WISC‐Ⅳの分析結果と児童の実態を関連させ、より詳細かつ慎重にアセスメントを行う総合的解釈の一事例を示すことを目的にした。
【方法】小学5年生女児1名に対して、WISC‐ⅣとLCSA検査を実施し、それぞれ分析を行った。また、実態把握シートを作成し、保護者と担任の回答をまとめた。さらに、実施した2検査と実態把握シートから総合的な解釈を行い、有効な支援方法を示した。