在宅重症心身障害児(以下在宅重症児)の訪問看護において、被虐待対応未経験(以下未経験)の訪問看護師(以下訪看)が被虐待に気づける指標を作成することは必要である。本研究の目的は、未経験訪看でも在宅重症児の被虐待に気づくための「被虐待気づきの指標」(以下指標)を開発し、その信頼性を確認することである.方法:先行文献等から被虐待38場面を短文構成し,訪看を対象とした調査で妥当性が得られた指標を用いて被虐待対応経験の違いによる気づき(有無)と認知の程度(全く疑わない/疑う/確信した)を調査した.被虐待対応経験(以